投稿日:2025年1月10日
最終更新日:2025年1月30日
正月雄松雌松

日本の美しい文化を絶やさない為に

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WRITER 北田 莉枝
代表
数ある花屋の中から花一莉のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。 花一莉の取り扱っている商品(フラワーアレンジ、花束、観葉植物、胡蝶蘭、プリザーブドフラワーなど)におきましては見本を作っておりません。 花や枝は、それぞれが生き物でその小さな命が人に与える力は大変大きく、癒しや豊かさ、穏やかさを自分(植物)の命の引き換えに惜しみなくくれる存在だと思います。 私は植物たちの命を預かり、その命が1番輝くように手助けするのが私の仕事(使命)だと考えています。 お野菜に例えると、同じ種類、同じ品種であっても生産者や産地・また季節によって太さが違ったり、色合いも微妙に濃淡があったりとひとつひとつ異なります。 それと同じくお花も、お色や茎の太さから、花付・輪の大きさ、お花のもちに至るまで同じものはありません。 また、花一莉では珍しい花(新品種・希少な花・海外の花・希少な色目の花)や果実、ときには季節によって野菜などを使ったり、様々なグリーンを使って固定観念にとらわれないオリジナルのフラワーアレンジを作りたいと思っています。 お客様が望まれる、お色やイメージをお伺いしたうえで、あっと驚いて喜んでいただけるような花一莉だけのアレンジを提供できますよう努めております。 そして、お花を通して、四季を一足早く感じ取って頂ければ幸いです。
日本の美しい文化を絶やさない為に

日本の美しい文化を絶やさない為に

こんにちは!花一莉代表 北田莉枝です。

あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

去年はアトリエのオープンや毎月イベントをしてみたり新しいことに挑戦し忙しくも楽しく過ごせた1年かなと思います。

今年のお正月に思ったこと、あまりにわからない人が多すぎる!という事が言いたいんです。

私も含めて今回のお正月も松を扱っていて松には雄松と雌松があるんですけど年末に市場に松をとりにいって職人さんと話した時あまり見かけない松があったので聞いてみたら「昔は雌松はあかんかったけど最近は雌松も使うねん」と言っていました。

お正月は雄松を使うのが一般的だったんです。なぜなら雄松の方が力強いから。

でも最近は松ならなんでもよくて意味をわからないまま使ったり雄松と雌松の違いもわからないそんな人が増えました。

花屋さんとして松を売るのであれば雄と雌の区別は必要だしお客様に説明する知識をもっておかないといけないと思うのです。

すごくもどかしい。

私も決して知識が豊富じゃないけどほんとにもどかしいです。

薄っぺらい知識だけが世の中に流れて行って世間を渡り歩いている感じがします。

その職についてお客様にお金を頂くということはプロなんですよね。

そしたら豆知識くらいはちゃんと持ってほしい。

自分で勉強するなりしてお客様が間違わない商品知識はもった方が良い。

私自身にも言えることだけどこれだけは確か。

偽物が多すぎる。

その偽物を見極める目を持たないお客さんも多いです。

偽物が本物のような顔をして世に広まっているのがもどかしい。

余計に自分の襟を正して農家さんや職人さんに教えていただき知識をいれてお客様へ商品とプラスして豆知識を提供できればと思っています。

私自身今年はもっと本物になりたいしもっと色んな知識をいれて自分のお客様に商品選びとともにアドバイスできればと思います。

なので皆様にはどうか肩書などに惑わされず教わる人を見極めてほしいと思います。

そして自分と関わる人にちゃんとした知識をおすそ分けできるように私も身に付けていきたいと思います。

豆知識

松には雄松と雌松があってお正月の時は雄松を使います。

葉が硬く枝振りも太くて逞しい事から男性的であるという解釈がされて、雄松という名が付けられたとされています。

力強いから門松に使います。